Fly me to the moon。
2013年3月8日ねえ、わたしを 月まで 連れて行って 星の海で 遊んでみたい・・・ 星々の春は どんな感じ? 見せてほしいんだ そう 木星や 火星の 春って・・・ だから・・・つまり・・・ それはね・・・ 「わたしの手を取って キスしてほしい」・・・って。 それをわたしに 出来るのは あなただけ。 愛しているの 心から・・・。「Fly Me To The Moon」は、ずいぶんとクラシカルだけれど。そのどこか憂いのある、でもほのかに切ないメロディがむかしからずっと好きだった。でも、その詞を知ったのは・・・10年ぐらい前だったかな。同世代以上のヒトしか耳馴染みがないであろうイラストレーター、わたせせいぞうさんのショート・ストーリー・コミック「ハート・カクテル」の作中の引用から、でした。長引く不景気のせいなのか、それとも夢見る前に夢が叶ってしまう時代の進歩の早さがいけないのか。なんだか恋をすることすら急かされて、「カレシGET!」が優先課題で「デキたかどうか」「ヤったかどうか」ばかり追い求めるような、万事が世知辛い、今の世の中。本当に大切にすべきは、心のぬくもりを通わせ、信頼を得ながらそういう過程のドキドキを味わったり、決心をしたり・・・という「その時々の心の充実と成長」なんじゃないかなって思うんだけど。だって、どんなに権威やおカネを持っていたって、誰にも買い戻せない人生の、いまこの瞬間のトキメキを、「タカラモノ」としてしっかり味わいたい、幸せに感じたいって思わない?それはまるで、手にした瞬間から溶けていく雪のように、儚いんだもの。その実感の方が、きつねにとっては貴重なことのように思うのです。おれを愛してくれたヒトが、まるで月へと飛べるかのように夢見て恋を楽しんでくれますように・・・なんて。冴え冴えと夜空に輝く月を見上げながら、「まだ見ぬ恋人にとって、そういう存在になれるかな?」って、時々自問自答してみる、中年ぎつねなのでありました。アバクロ トップス精力剤
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