プンパーニッケル

2013年3月5日
というのは、ライ麦の全粒粉を時間をかけて、ゆっくり蒸し焼きするようにして作ったドイツ式の黒パン。通称レンガパンといわれるぐらい、ずっしり重い「水に沈むパン」。子供のころから「ものの始まり、みな神戸」と聞かされて育ってきたが、この種のパンもご他聞にもれず日本での発祥は、第一次大戦で捕虜となって来日し、その後名古屋で敷島パンの立ち上げを指導したドイツ人、ハインリッヒ・フロインドリーブ氏が神戸に開いた店。ワンマン宰相吉田茂が、特急列車でこの店のパンを取り寄せていたという伝説もあるが、私たち神戸っ子はそんなことに権威など認めず、純粋に美味しいパンとして評価し日々の食卓にのぼらせていた。文字通り日常茶飯のことで当たり前みたいに生活に定着していたのだが、数年前に東国に引越したことで初めてその価値に気付かされた。もちろん、いまでは関東にも類似の品はあるし神戸から通販という手もあるが、食べたい時にすぐにとはいかない。何か手っ取り早い方法はないかと、近隣の店を巡っていたら本場ドイツ産の真空パックされたプンパーニッケルがあった。有機JAS認定もとってあり品質も信頼できそうだが、なにより味がまろやかで常食しても飽きにくいのが◎。もちろんレンガパンを1本買いしてスライスするより割高だが、一人暮らしで出張も多いのでこういう小分けパックのほうが結果的に無駄がない。最近の私の食べ方はチェダーチーズを載せてトーストし、漬物をトッピング(笑ドイツパンならキャベツのザワークラウトを・・ と突っ込まれそうだが、こと漬物に関しては日本のほうが上と思う。白菜ならまだしもキャベツの漬物なんてのは、どうしても代用品のイメージが抜けず、突然に国粋主義者になったりするのである。。。iphone4Sケースiphoneカバー

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索